合掌聞法
(がっしょうもんぽう)
仏法僧の三宝を敬う姿が合掌である。静かに手を合わせて仏の教えに耳を傾け、自分自身を大切にするとともに、他者を敬い、相手の話にもよく耳を傾け、誰もが安心で健やかな生活を送れるよう心がけていこう。
持戒和合
(じかいわごう)
新生活に慣れ自分を出せるようになってくると、その反面身勝手な部分も出てくるものである。集団生活の第一歩として約束やルールを守ることを大切にし、みんなが互いに気持ちよく過ごせるよう心がけよう。
生命尊重
(せいめいそんちょう)
自分のいのちだけでなく他のいのちをも等しく大切にする心を育てるとともに、生きもの以外のものにもすべていのちが宿ることを教え、なにごとも大切にする心を育てよう。身近な生きものに関心を持つと同時にいたわる心を忘れないようにしよう。
布施奉仕
(ふせほうし)
親切は、される側が嬉しいだけでなくする側も嬉しいものである。この心地よい貴重な喜びを少しでも多く体験できるよう心がけていこう。いつでも誰に対しても等しく親切にすることが、社会を明るくすることを子どもたちに知らせよう。
自利利他
(じりりた)
困っている人を見つけたときはその人の気持ちになって助けてあげる親切な心を持つようにしよう。人の力になれることはとても幸せなことである。他人への親切を自分の喜びにできるような心を育てていこう。
報恩感謝
(ほうおんかんしゃ)
わたしたちはたくさんの人の力や自然のめぐみに支えられて生きている。日々の食事も、仕事も遊びも生活も、自分ひとりで成り立っているものは何もない。そのことに気づき、いつも社会や自然に感謝できる心を育てよう。
同事協力
(どうじきょうりょく)
他人と一つのことに取り組んで苦楽を共にすることは、安心や信頼関係を育む基礎となる。またみんなで協力することによって、一人ではできないような大きなことを成し遂げることもできる。助け合うことが大きな力になることを意識しよう。
精進努力
(しょうじんどりょく)
どんなに良いことでも途中でくじけては実らない。なにごともコツコツと地道に努力することが大切である。そしてそのために自分の体調を整えることも大切である。終わりまでねばり強くやり遂げ、充実感を味わう習慣を身につけよう。
忍辱持久
(にんにくじきゅう)
日々の生活や友達との関わりにおいて、嫌なことや辛いことは必ず起きるものである。意に沿わないからといってすぐ怒ったり反発したりするのではなく、心を落ち着けてじっくりと向き合うことを大切にしよう。
和顔愛語
(わげんあいご)
心のこもった優しい笑顔や温かい言葉は、人間関係のなかで安心や信頼を育む基礎となるものである。寒いとき、つらいとき、悲しいことがあったときなども、いつも優しく穏やかな態度を忘れないようにしよう。
禅定静寂
(ぜんじょうせいじゃく)
一年間のなかでもっとも安定するこの時期に、改めて自分を振り返って静かに考える時間をもつようにしよう。なにごとも心静かにじっくり考え、いつも正しい行動ができる自分をつくれるよう心がけよう。
智慧希望
(ちえきぼう)
ものごとを深く考えることによって次に取り組むべき道が見えてくる。それは明るい未来を作る希望の道である。よく遊び、よく学び、よく考え、自分をとりまくすべての人たちとともに幸せな社会を生み出せるよう努めよう。