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宗教法人安養寺光徳保育園園長令和7年12月1日発行      秋山秀阿先生(宗教法人安養寺保育園園長/東京都江戸川区)は、永年にわたる保育園運営ならびに公益社団法人日本仏教保育協会 秋山秀阿先生「藍綬褒章」受章おめでとうございます!編集会議事務局会議(WEB会議)教育・福祉への多大なご貢献が高く評価され、令和7年春の叙勲において「藍綬褒章」受章の栄に浴されました。ここに謹んでご報告申し上げます。光徳保育園は昭和29年に開園し、秋山先生は平成5年より第3代園長を務めておられます。園運営に当たり、平成11年に延長保育、平成14年に0歳児保育、平成21年に一時保育を開始され、地域の実情に即した先進的な取り組みを着実に推進してこられました。また、江戸川区認可私立保育園園長会会長を7期・14年間務められ(現在は顧問)、行政機関との建設的な対話を重ねながら、より良い子育て環境の整備に尽力されました。このたびの受賞に当たり、5月12日には皇居にて天皇陛下に拝謁、ザロイヤルパークホテルにおいて勲章伝達式が執り行われました。秋山先生は「身の引き締まる思いで、これもひとえに皆様のご支援の賜と深く感謝申し上げます。健康に留意し、わずかなりともご芳情に報いてまいりたいと思います」と謝意を述べられました。秋山先生はじめ、今回受章された皆様に心よりお祝いを申し上げます。今後とも、仏教保育のさらなる推進と、子どもたち一人ひとりが尊ばれる社会の実現に向け、なお一層のご活躍を期待いたします。光徳理事長 髙山久照社員一同 (荒牧)寒さも本格的になり、年の瀬を感じる頃となりました。子どもたちは冬の気候や自然にふれながら、変わらぬ笑顔で毎日を過ごしています。その無垢な姿に、私たちも力をもらいながら、年末の慌ただしい日々を乗り越えています。「忍にん辱にく持じき久ゅう」です。この言葉は、苦しみや困難、時には理不尽さに直面しても、怒りにとらわれず、心静かに耐え、持ちこたえることの大切さを説いています。幼保の現場でも、思い通りにいかないこと、課題や問題に直面することが少なくありません。しかし、そうした中でこそ、子どもたちの成長を信じ、穏やかな心を保ち続ける姿勢が求められます。まさに「忍辱持久」は、私たち保育者にとって日々の実践の中に生きる教えと言えると思います。一年を振り返り、心穏やかに過ごす年の瀬を迎えられることを願っております。そして来たる年もまた、子どもたちと共に、明るく、正しく、仲よく、一歩一歩着実に歩んでいきたいと思います。どうぞ良いお年をお迎えください。事務局日誌11/10 「仏カリ」「仏教保育」第 737 号(8)12月の徳目は仏教の六波羅蜜の一つ

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