202512

4/8

伊藤恵延山本文雄高野山真言宗保育連盟理事長”令和7年12月1日発行 　　やくし幼稚園園長全国保育大会群馬大会高野山真言宗保育連盟第32回保育大会第71回天台保育連盟令和７年度の天台保育連盟全国保育大会は、８月23日、群馬県安中市・磯部温泉「舌切り雀のお宿磯部ガーデン」で開催されました。まだまだ暑さが厳しい中、全国から多くの参加者が集まりました。開会式では永年勤続者の表彰を執り行い、長年にわたり天台保育の理念を実践してこられた先生方に改めて感謝を表す機会となりました。第１部では、駒沢女子大学准教授で川越双葉幼稚園園長の山本元隆先生をお迎えし、「”大恩“に報いる仏教保育」と題してご講演いただきました。仏教に関する深い学識と保育現場での豊かなご経験に基づき、仏教のありがたいお言葉を保育の場に即しながら分かりやすくお話しいただきました。仏教保育のものの見方を認識するとともに、報恩と感謝の道をお示しくださる心温まるお話でした。第２部では、打楽器奏者・山口とも先生による「ともとものガラクタ音楽会」が行われました。楽器になる発想とユーモラスで迫力あるステージに、会場は笑顔と拍手に包まれました。来場者全員が参加する演奏も行われ、創意工夫や発見につながる有意義な時間となりました。研修後の懇親会では、和やかな交流のもと各地域の保育情報が活発に交換され、閉会式をもって本大会は盛会裏に幕を閉じました。本大会の円滑な運営は、群馬教区の諸大徳ならびに事務局の皆様の多大なるご尽力の賜物です。ここに厚く御礼申し上げます。ガラクタ“が代表して髙山久照様が、「少子高齢化等により、子どもたちを取り巻く環境が著しく変化していますが、私たち一人ひとりが真の教育・保育のための良い環境を目指していきましょう」と挨拶されました。永年勤続表彰、記念撮影の終了後、一行は大阪府泉佐野市の関西エアポートワシントンホテルに移動して、懇親会が和やかに行われました。続いて29日は、同会場において、いのちの講演家・岩崎順子氏による講演「子どもたちの生きる力と絆〜いのちのメッセージ〜」を聴講しました。全国各地から集った仲間たちと短いながらも有意義な時間を持つことができたことに感謝し、また２年後のお山での再会を約束してそれぞれの帰路に就きました。山下では猛暑が続く８月28日、29日に、第32回保育大会が和歌山県伊都郡の高野山で開催されました。まず28日には、午前中に高野町「学びの杜」を見学し、午後に大師教会において物故者追悼法会・開会式が執り行われました。開会式では、今川泰伸宗務総長（高野山真言宗保育連盟副総裁）、桐生俊雅教学部長（同連盟顧問）、山本文雄理事長が参加者に挨拶のことばを述べました。また、お忙しい中、（公社）日本仏教保育協会理事長・髙山久照様、智山保育連合会会長・細田峰彰様、真言宗御室派福祉連盟会長・中村宗玄様にご列席いただき、山本元隆先生による講義山口とも先生による講義開会式永年勤続表彰第 737 号（4）