髙木正尊曹洞宗保育連合会副理事長大阪府佛教会創立60周年記念事業曹洞宗保育連合会第69回保育研修大会第47回全日本仏教徒会議大阪大会令和7年8月7日・8日の1泊2日、大本山永平寺において、全国36施設74名が参集し、曹洞宗保育連合会主催「第初日は受付後、大講堂にて開講式が行われ、大本山永平寺監院小林昌道導師のもと献香・献華、仏教聖歌が唱えられました。式後、小林師から励ましの言葉をいただき、続いて副会長藏山大顕師、理事長安野正樹師が挨拶。一同で記念撮影を行いました。午後は「普段の保育に取り入れられるリズム、楽器あそび。子どもの発達と体幹」と題し、松澤育子氏、増田有希氏による実技研修が行われ、夕食後には坐禅指導を体験しました。夜は五観の偈げの写経やお地蔵様の写仏に取り組み、参加者は心静かに筆を運びました。翌日は暁天坐禅、朝課、諸堂拝観、小食、作務を経て、永平寺吉祥閣講師君島真実師による「善き友、善き仲間となる」と題した講演を拝聴しました。閉講式では安野理事長から参加者代表に修了証が授与され、2日間の研修を終えました。大本山永平寺様のご支援により盛会裡に大会を終えることができました。豪雨による交通遅延を乗り越えご参加くださった皆様をはじめ、大会に携わった全ての方々に心より感謝申し上げます。小説家・文芸評論家の髙橋源一郎氏、人類学者で大阪・関西万博シニアアドバイザーの山極壽一氏、生物学者で万博テーマ事業プロデューサーの福岡伸一氏、同じくテーマ事業プロデューサーで音楽家・数学者・STEAM教育者の中島さち子氏が登壇し、科学・文化・教育・宗教の多面的知を交差させて議論が深められました。釈尊が生涯をかけて説かれた「無量のいのち」の理念とともに、世界の平和と持続可能な地球社会の実現について、改めて深く考える機会となりました。令和7年9月5日・6日の2日間、ホテル日航大阪にて、全日本仏教徒会議大阪大会が盛大に執り行われ、日仏保から髙山久照理事長が出席しました。大会開催の契機となった大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に合わせ、大会テーマは「無量の『いのち』~すべてのいのちを慈しむ」として開催されました。初日は、全日本仏教会第36期会長・浄土門主の伊藤唯眞猊下を御導師に、大阪大会記念法要並びに世界平和祈願法要が厳修されました。式典後のフォーラム「未来社会における宗教の役割」では、相愛学園学園長・武蔵野大学総長の釈徹宗氏がファシリテーターを務め、仏教・キリスト教・イスラム教・神道の登壇者がそれぞれの立場から「いのち」をめぐる価値と責任を語りました。夕刻には、シャンティ国際ボランティア会事務局長の山本英里氏による特別講演が行われ、アフガニスタンやミャンマーの事例を通じて、複合的な危機への人道支援と平和に向けた具体的行動の重要性が示されました。2日目は、シンポジウム「無量の『いのち』~すべてのいのちを慈しむ~」を開催。釈徹宗氏をコーディネーターに、実技研修坐禅体験朝課令和7年11月1日発行 69回保育研修大会」が開催されました。(5)第 736 号
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