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髙輪真澄中西良環智山保育連合会理事(公社)日本仏教保育協会副理事長浄土真宗本願寺派まことの保育第34回全国保育大会第63回智山保育大会っこんせいじょうんん'令和7年11月1日発行    六ろ根清浄」浄土真宗本願寺派まことの保育「第34回全国保育大会」は、令和7年7月19日から20日まで、佐賀県佐賀市「ホテルニューオータニ佐賀」に於いて大谷光淳門主ご臨席で開催されました。炎天下ではありましたが、全国より約400名の参加者が集まり、久しぶりに会った仲間と顔を合わせながら、楽しい全国大会になりました。保育大会は、「思いやり ともに育ち合う~阿弥陀さまの御心・願い・利他心」をテーマに行われました。1日目は、開会式の後、武蔵野大学ウェルビーイング学部教授の前野隆司先生による「ウェルビーイングと自利利他円満」というお話があり、幸福について考えました。続いて、龍谷大学非常勤講師の小池秀章先生による「浄土真宗の御教えに学ぶ」というお話がありました。その後、懇親会を同ホテルにおいて開催し交流を深めました。2日目は朝のお参りの後、小池先生の法話、そしてRISSHO岡本園長の坂本喜一郎先生より「子ども主体の保育の魅力と可能性~子どものやりたい!を一緒に楽しめるために~」という講演をしていただきました。支えあい今回学んだことを糧に、参加した先生方にはより良い保育の実践に取り組んでいただければと思います。KIDSきらり第二講では写経を行い、身口意を清浄にして第三講へ臨みました。講師に尺八奏者で元埼玉県教育委員長の松居和先生を迎え、「『愛されている』、そう思う子に育ってほしい」と題してご講演いただきました。松居先生は、アメリカ文化の実像と日本での伝えられ方の違いに触れ、文化や習慣などの背景を見極める力の必要性を強調。子どもたちの未来のためには、見極める力、良い悪いを分別する力が必要であると説かれました。また、子どもには大人を成長させる不思議な力があることを改めて実感しました。大人こそが教育・保育に力を尽くし、子どもたちを支えていく責任を強く感じる大会となりました。令和7年7月26日・27日、大本山髙尾山薬王院を会場に「第63回智山保育大会」が49名の参加を得て盛大に開催されました。猛暑の中で厳修された護摩祈祷では、園内安全・身体健全を祈り、炎の揺らめきと熱を感じながら一同が祈りと感謝を捧げました。第一講では、薬王院御貫首佐藤秀仁僧正のご法話を拝聴しました。なかなか聞くことのできない御貫首様の話に参加者は耳を傾けました。年間350万人が訪れる霊山髙尾山全体が布教の場であり、その中心にある薬王院と同じ宗派であることを誇らしく思うとともに、下山の際には「慚さ愧げ慚さ愧げを唱えました。小池秀章先生懇親会坂本喜一郎先生による講義開会式薬王院佐藤秀仁御貫首による御法話髙山久照日仏保理事長による来賓挨拶(懇親会)(3)第 736 号

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