開講式 仏教保育の話第91回夏期仏教保育講習会第1日目髙山久照先生実施:東京仏教保育協会主催:公益社団法人日本仏教保育協会 令和7年7月公益社団法人日本仏教保育協会(髙山久照理事長)は7月光摂殿講堂において、東京仏教保育協会(加藤昌康委員長)のご協力を得て、標記の講習会を開催しました。猛暑が続く中にも関わらず全国から保育者が集い、真剣に、また楽しみながら取り組んだ2日間の夏期講習の模様を報告します。最初に、吉水知草先生(公益財団法人全国青少年教化協議会研究員)のご指導で「朝のコーラス」が始まりました。ピアノ伴奏は稲葉千恵先生です。吉水先生は、「仕事柄、声を出す機会が大変多いと思いますが、喉だけで声を出すと、喉がすぐに疲れてしまいます。『ヤッホー!』と遠くの山に向かって声を通すようにしてみましょう。そうやって身体を使って歌うと声が前に飛んでいき、思いが伝わる素敵な歌声にもなるので、ぜひ覚えておいてください」とアドバイス。そして、開講式・閉講式で歌う「四弘誓願」「追悼の歌」「法の深山」「仏教保育の歌」を指導されました。「三帰依文」の斉誦に次いで物故者への黙祷を捧げた後、髙山理事長の挨拶がありました。「ご参加いただきありがとうございます。この講習会は、保育者に仏教保育についての理解を深め日々の実践に生かしていただくことを目的としています。日本仏教保育協会が創設されたのは昭和3年と言われていますので、これまで本当に多くの保育者が講習会を通じて仏教保育を学び、その実践が蓄積されて今の各園の保育があるのだと思います。仏教に根差した保育というものに触れるほど、私もいまだに学ぶところが多くあります。この2日間で得たものを皆さんが自分の保育につなげていけるよう願っています」続いて、加藤委員長から「この講習会は東仏保のスタッフが中心となって運営しております。就学前の教育においては、生活全般の中で子どもたちが学んでいくので皆さん本当に大変だと思います。より良い保育のために、2日間で何かしらのヒントを受け取ってもらえたらうれしいです」と、祝辞が贈られました。 (公社)日本仏教保育協会理事長(学)寿福寺学園理事長髙山理事長は「仏教保育の基本的な考え方についてお話ししたいと思います。出てくる言葉は難しく聞こえるかもしれませんが、気を楽にして、皆さん22日・23日/大本山増上寺光摂殿講堂令和7年10月1日発行 吉水知草先生による指導と稲葉千恵先生のピアノ伴奏による朝のコーラス加藤昌康東仏保委員長髙山久照理事長第 735 号(2)22日・23日の両日、大本山増上寺
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