202507
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子どもの事故防止に向けて (五島)で大きく取り上げられ、日本の農業の根本的な課題が浮き彫りになりました。方々の間で高まっており、今年3月30日に「令和の百姓一揆」という形で噴出しました。全国から集まった農家や関係者約3000人が東京をトラクターで走行し、所得補償や将来への不安を訴えたのです。これは、1500年前後に起こった加賀の一いっ向こう一いっ揆きなどに通じる現代の民衆日本人や日本社会の「米への思い」があるからではないでしょうか。なく、地球環境からも大きな影響を受けています。温暖化で氷河は溶け、戦争によりガザでは飢えの地獄が広がって深く考えさせられます。「これも温暖化のせい?」とつぶやいたのには思わず苦笑しましたが、子どもたちなりに、何かを正しく感じ取っているのかもしれません。5月末から6月にかけて、米価高騰や備蓄米がメディアしかし、農政への不満や危機感はそれ以前から農家の運動ともいえるでしょう。そして、米をめぐる問題がこれほど社会的な反響を呼んでいるのは、その背景に米や野菜、そしてさまざまな生命は、人間の営みだけでいます。改めて、「本当に大切にすべきことは何か」をある日、幼稚園の遠足で、子どもたちが15センチ近いミミズを見つけて歓声を上げていました。一人の子が6/5 「仏カリ」「仏教保育」編集会議事務局会議6/10 第二百五十九世天台座主傳燈相承祝賀会6/18 第14回定時社員総会令和7年度第1回仏教保育研修会7月の第3週は「こどもの事故防止週間」であり、令和7年度は7月14日(月)〜20日(日)です。日本では、窒息や溺水、転落をはじめとする事故等によって、14歳以下の子どもが毎年200人ほど亡くなっています。加えて、死亡にまで至らないさまざまな子どもの事故が発生しています。子どもの事故を防止するためには、保護者等の事故防止意識を高めるための啓発活動を実施するとともに、教育・保育施設等の関係者による取り組みや、子どもの事故防止に配慮された安全な製品の普及など、総合的な取り組みが必要です。こうした子どもの事故防止に向けて、平成28年度より「こどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議」が開催され、消費者庁が中心となって「こどもを事故から守る!プロジェクト」が推進されてきました。こども家庭庁は、ウェブサイト上の「こどもを事故から守る!事故防止ポータルサイト」の中で、『こどもの事故防止ハンドブック』を公開。ハンドブックには、窒息・誤飲、水まわりの事故、やけど、転落・転倒、自動車・自転車関連の事故などの項目があり、0歳から6歳の子どもに予期せず起こりやすい事故とその予防法、もしもの時の対処法のポイントがまとめられています。周囲の大人たちが子どもの身の回りの環境を整備し対策を立てることで防げる事故があります。こうした知識を知ってもらうのも保育において大切なことの一つでしょう。参考:こども家庭庁『こどもの事故防止ハンドブック』 https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook令和7年7月1日発行   事務局日誌第 732 号(8)

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