「養成の現状と課題」養成機関連絡協議会令和7年2月20日/芝パークホテル公益社団法人日本仏教保育協会(髙山久照理事長)は、2月20日、芝パークホテルにて養成機関連絡協議会を開催しました。今回は、養成校から10校11名、日仏保から7名、オブザーバーとして佐藤達全先生が参加しました。協議会終了後は、和やかな雰囲気の中で懇親会が開催されました。司会・進行を務める髙木常任理事が協議会の要旨を説明し、髙山理事長が次のように述べました。「近年は少子化が進み、園児募集についても数が減っているということが、日仏保で行ったアンケート結果にも表れています。残念ながら閉園されるところもあり、また養成機関においても閉学のご案内をいくつかいただいております。しかしながら、保育の質や、保育者の労働環境の改善といったさまざまなテーマにおいて、量よりも5”目次令和7年5月1日発行質“の部分をしっかり整えながら、これからも仏教保育を続け、力を合わせてその充実を図っていきたいと強く願っているところです。本日はさまざまな角度からご意見を拝聴できればと思います」以下、養成機関の先生方からのお話の要旨をお伝えします。小さな短大でして、学生募集の面では苦労しているところです。この地域には短大が2つありますが、人口減少や少子化の状況を考えると、数年後にはなくなるのではないかと危惧しております。函館はまだしも、少し離れた地域では子どもの数がどんどん減っており、本当に差し迫った問題です。学校としてはそれなりの規模ですが、学生の募集に苦労しているのは全くその通りでして、本学では、小学校と幼稚園・保育士の教員養成課程を1つの学科で運営していく体制に変更しております。小学校の教員養成も容易ではないところがありますので、どうバランスを取っていけばいいのかというのが悩みです。いのですが、一方で社会全体の変化はどうすることもできないという現実もあります。今日は先生方のお話を聞いて新たに気がついたこともあり、いろいろと学ぶことができて感謝しております。を兼ねております。オープンキャンパスや高校訪問等をしていると、高校の先生には保育に対して「仕事が厳しい」「収入が低い」といったネガティブな印象があるようです。子どもと関わるのが好きで保育を目指しているような学生たちの気持ちに即して、「保育の楽しさ」をアピールするような対応を心がけています。年生のうちからキャリア教育を進めていますが、その中で公務員対策も指導しています。保育の仕事にもいろいろな道があって、公務員も1つのオプションであることを伝えると学生も喜びます。自らの質を高めていけるように在学中に意識づけ精一杯努力しなければならな講師ですが、学生募集の担当学生の意識を高めるために12025-第730号-函館大谷短期大学藤村敦 学長聖徳大学幼児教育専門学校竹中直 先生京都女子大学黒田義道 先生養成機関連絡協議会「養成の現状と課題」…………………………… 1〜3愛知県仏教保育協会 仏教保育絵画展 ……………………………………… 4第65回関西地区研修会 報告 ……………………………………………… 4令和6年度 日本仏教保育協会賞受賞者の方々 …………………………… 5令和6年度 生命尊重(いかせいのち)協賛園 …………… 6協賛広告 花まつり/第91回夏期仏教保育講習会 ……… 7コラム/編集後記 …………………………………………… 8(1)第730号
元のページ ../index.html#1