-第724号-家庭環境の変化について小学校入学試験について卒園生の進路について菩提樹学園を支援してくださっている方々へ菩提樹学園主任教諭ソバー先生にインタビューソバー・シンハ先生は、1984年から菩提樹学園の教諭として、40年ブッダ私塾を開き、進学した生徒たちの学習サポートを無料で行っています。今回は、開園当初は、子どもたちの家庭環境は哀れなものでした。食事も満足にできず、まともな服もなく、学校に行かず、そして両親は子どもに無関心でした。現在は、以前に比べて生活環境は改善されていますが、貧困層であることに変わりはありません。ヒンディー語・英語・算数のそれぞれで口頭試験、筆記試験が実施されます。菩提樹学園では、毎月筆記試験を実施し習熟度を確認しながらすべての生徒を誠実に教え、小学校入学を果たせることを目標としています。子どもたちの進路は家庭の経済状況にもよります。約20%の生徒が大学まで進学しています。しかし、約半数の生徒が学業に対する関心が低く、また親も教育に関心を持たないため、1~5年生の間で学業を中退しています。菩提樹学園には、近隣の村々から貧しく困窮している子どもたちが通っています。何世代にもわたり、家族は菩提樹学園で学んできました。子どもたちは、菩提樹学園の環境の良さを知っているため、ここで学びたいと願っています。生徒の80%は貧困層出身で、生活環境はよくありません。彼らの話し方は粗雑で、暴力的になりやすく、しばしば喧嘩に巻き込まれます。そのような生徒を教えることは非常に難しい課題ですが、菩提樹学園のすべての先生は優秀で、感受性、忍耐、愛情をもって接し、菩提樹学園の価値観を教えています。皆さまのご支援のおかげで、菩提樹学園の教育がブッダガヤの地域社会に変革をもたらしています。今後も菩提樹学園を通じて地域社会への教育の普及をさらに拡大してまいります。何卒引き続きのご支援ご協力をお願い申し上げます。授業風景お花まつりにお誕生仏(公財)国際仏教興隆協会令和5年度に教材用にと拝受いたしました日本仏教保育協会からのご寄付で、教室用のカーペットを購入いたしました。菩提樹学園では細長いカーペットを敷き、その上に園児が座り授業を受けています。今回カーペットが老朽化したため、新調させていただきました。園児たちが授業に集中できるような環境づくりも大切なことです。皆さまからの温かいご支援に心より御礼申し上げます。(1)第724号(2024年9月発行「(公財)国際仏教興隆協会ニュースレター」より抜粋)2024.Novemberソバー先生 ソガバヤーの先子生どにも菩た提ち樹の学教園育のに現力状をを注おい伺でいいしまますし。たさ。らにソバー先生は自宅で教室用のカーペットを新調11
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