大会実行委員長4 埼玉・黒浜幼稚園園長 田中雪心第37回全国仏教保育大会開催に向けてで地震により多くの尊い命が奪われてしまいました。心より哀悼の意を表します。7月25日・26日に開催される運びとなっていますが、私の気持ちの中で、このまま大会を開催してよろしいのか少し不安ではあります。延期を視野に入れなければならないかもしれないとも思いました。に直面しながら、どう生きればよいのかが問われているように思います。新型コロナウイルスが世界に広がり、海外への渡航禁止や、外出制限による休校・休園に、これが鎖国なのかと思うこともありました。そして、あちらこちらの国で戦争が始まり多くの命が失われ、未だに和平が取り戻せないままになっています。また、近年頻発する自然災害・地球環境の変動など、私たちの生存そのものに危機をもたらしているように思えてなりません。共に生きることの素晴らしさを説かれています。智慧とは地球上の全ての命あるものの存在を知りその心理に気づくこと、慈悲はどんな人にも慈しみの心を持って苦しみを分か本年1月1日に、石川県能登方面第37回全国仏教保育埼玉大会が今、私たちはさまざまな不安や困難お釈迦様は智慧と慈悲をもってち合えるよう相和して生きることをお説しています。今回の大会テーマは「こころ・子ども・いのち」、サブテーマは「子どもたちが輝く未来に向けて仏教保育が果たす役割とは」とさせていただきました。会場は、皆様の利便性を最大限に考え、全体会・分科会・懇親会・宿泊を同じ場所で過ごしていただければと、宿泊施設を備えた大宮のソニックシティに決定いたしました。企画については昨今の保育会で話題のテーマを取り上げ、特に本年7月より新一万円札が発行されるのを機に、埼玉県出身の渋沢栄一氏の特別講座を設けさせていただきました。また、分科会に先立ち全体会では、紅白歌合戦で石川さゆりさんの演奏を務められたウクライナのバンドゥーラ演奏家、ナターシャ・グジーさんに記念演奏をしていただくこととなっていますので、楽しんでいただければと思います。今大会がいのちの大切さについてより良く学ぶ機会となるよう努めるとともに、世界中の子どもたちが誰一人取り残されることなく、安らかに暮らせるよう皆様と共に考えてまいりたいと思います。多数の皆様のご参加を心よりお待ちしております。(1)第717号2024.April-第717号-令和6(2024)年7月25日(木)・26日(金)場所:大宮ソニックシティ
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