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2i2023(令和5)年12月4日〜10日の7日間の日程で、「印度山日本寺開山50周年記念式典︱ともに平和を願って︱」をテーマに、「仏教徒結集特別講演会、IBOS落慶、菩提樹学園45周年・光明施療院40周年記念、記念法要と微笑みの国タイの旅」が実施されました。その中で、12月7日、インド・ブッダガヤの印度山日本寺において「菩提樹学園45周年・光明施療院40周年記念式典」が開催されました。ここでは、本年度の「菩提樹学園運営委員会」報告に代えて、記念式典の模様および菩提樹学園の運営状況について報告します。2023年は菩提樹学園創立日本寺開山50周年の節目でもあり、記念式典には約150名が日本から参加しました。式典では、国際仏教興隆協会・中村康雅理事長による挨拶の後、園児たちによるお遊戯会が催されました。年少組は流行歌に合わせたダンス、年長組は「携帯依存」をテーマにした演劇とダンスを披露しました。最近はブッダガヤでも携帯電話のゲームに夢中になる子どもたちが少なくないとのこと。この劇では、ゲームに夢中でご飯を食べることも忘れ、勉強もせず両親や年長者の言うことも聞かないで、視力も悪くなり眼鏡をかけることになるという「携帯依存の悪影響」について園児たちが見事に演じました。続いて、日本仏教保育協会・髙山久照理事長、全日本仏教婦人連盟・加用稔子副会長より目録を贈呈。髙山理事長は「お釈迦様は、悪いことをせず善いことをすること、誰にでも優しくすることが大事だとおっしゃっています。これからも先生たちのお話をよく聞いて、立派な大人になってほしい」と、園児たちにメッセージを送りました。同日午後、日本に留学経験のあるマンジュシリ教授の通訳のもと、菩提樹学園教諭6名、国際仏教興隆協会事務局員、髙山理事長というメンバーで、5年ぶりとなるミーティングの時間を持ちました。先生たちからは急激な物価上昇による生活費高騰を受けて賃上げと有給休暇等の労働環境改善が要求され、今後の課題として協議していくことになりました。この間も、先生たちは変わらず、子どもたちの明るい未来につながるという使命感を持って、精一杯の愛情を注いで園児たちを育んでいます。菩提樹学園の2022年度の卒園児31名は全て近隣の小学校に入学を果たしました。そのうち数人は教育水準の高さが評価され、入学試験免除となりました。大半が1学年次へ入学し、中には3学年次に編入した者がいる一方で、学力不足や人数の関係により4名は小学校に付属のUKG(Upper =就学前教育課程)クラスへの編入となりました。本年度は入園式からスタート。入園児は、まずクラスでの日課やマスク着用、石鹸を使った手洗いに慣れることから始めて、徐々に園の生活にKndergarten-第715号-インド菩提樹学園45周年記念式典菩提樹学園45周年式典先生とのミーティング本年度の菩提樹学園は令和5年12月7日/印度山日本寺講堂(1)第715号45周年であるとともに、印度山髙山久照理事長による挨拶国際仏教興隆協会中村康雅理事長に対し目録を贈呈2024.February

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