〈新しい歯磨きのエチケット〉飛沫を防ぐ歯磨きの新エチケット ましょう。 日本歯科医師会および日本学校歯科医会は、唾液飛沫を飛ばさない「口閉じ歯磨き」の動画を紹介するなど、安心・安全な歯磨きの新しいエチケットを啓発しています。 新型コロナウイルス感染症は、5月8日に2類相当から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられましたが、引き続き感染予防が大切であることは変わりません。その感染経路は、接触感染のほか唾液飛沫やエアロゾルの吸入などとされています。動画では、歯磨き時の状態をチリやホコリがないクリーンルームで実験したところ、飛沫が飛散しエアロゾルが発生する様子が見られましたが、口を閉じて磨くと、それらがほとんど見られませんでした。1.洗面所が混まないようにしよう(人との距離を保つ)2.歯磨き中のおしゃべりはやめよう3.歯磨きは口を閉じた状態で(磨きにくい前歯の裏などは口 を手で覆いながら)4.うがいは少ない水で、吐き出す時は低い姿勢でゆっくりと5.歯ブラシはよく洗い、乾かして清潔に また、コロナ禍においては、毎日のマスクで口の中が不衛生になったり、口周りの筋肉が機能低下を起こしたりと、口元のトラブルが問題になっていました。口の健康を保つには、鼻呼吸を心がけ、口の体操やうがい、発声などで筋力維持を。しっかりと噛む食事も大切です。また、定期的に歯科検診を受けて状態をチェックしましょう。昔に作られた制度が、経年で有効的に機能しなくなっている状態を「制度疲労」などと呼んだりします。情勢や現実に制度の柔軟な変更が追いつかないのです。お釈迦様が目覚めた「無常」のあらわれ、事実ともいえるでしょう。そしてそのスピードが速くなったと感じるのは私だけでしょうか。自然災害、豪雨災害も数年前から報道されることが多くなってきましたが、残念ながら私たちの社会は予防や対策に追いついているようには見えません。電車の遅れや運休も目立ちます。日本の社会は、細微に張り巡らされた運行ダイヤで、寸分違わず電車を動かせることがひとつの自慢であり、世界からの羨望でもありました。しかしそれも虫食いが出てきています。教育や保育にも、もしかしたら同じことがいえるのかもしれません。事故や不適切事象も起こってきています。色々な要因が対応を困難にしている現実もありますが、世代と共に、人の意識や社会が変わってきていることを捕えて、自ら意識して変革する行動をしないと、いつのまにか現状から取り残されてしまう……。自らに引き当ててそのことをいつも不安に感じています。しかし同時に、その不安の中に、励ましや希望を与えてくれているのは、目の前の子どもたちの姿や笑顔であることも、忘れてはいけないと思います。 事務局会議(WEB会議)(五島)事務局日誌令和5年11月1日発行10/11 「仏カリ」「仏教保育」編集会議 第712号(8)11月8日は「いい歯の日」。歯と口の健康を考える機会にし
元のページ ../index.html#8