今夏、各宗派保連による保育研修会や講座などが開催されました。久しぶりに対面での開催が実現したことから、熱心に講義に耳を傾ける参加者たちの様子が報告されました。銀の鈴幼稚園園長 五島満慈教保育園園長 浅野真顕第64回仏教保育大学講座第46回浄土宗保育協会全国研修会仏教保育の基礎を学ぶ講座、第64回仏教保育大学講座が、浄土真宗各派共同(浄土真宗本願寺派・真宗大谷派・真宗佛光寺派・真宗興正派・真宗高田派共催)で真宗大谷派の担当当番にて、真宗本廟(東本願寺)・大谷大学・三木半旅館を会場として開催されました。今年は4年ぶりで対面の開催となり、各派より新任保育者を中心として4日の研修として開催されました。講師には、(公社)大谷保育協会元理事長、協会顧問であり、真宗大谷派念通寺住職の脇淵徹映氏を迎え、保育を親鸞聖人の生き方に学び保育の道を歩むことを願って、講義が行われました。本講座は講義だけでなく、グルー プ別座談の中での話し合いが研修の重点とされています。互いに保育者となったその出発点に立つ仲間同士の出会いや交流も、保育者として経験を積んでスタートする中で、大きな力になっていくことを念願するものです。令和5年8月26・27日の2日間、全国より125名の参加をいただき、岐阜市岐阜グランドホテルを会場に延期に延期、4年ぶりに第46回浄土宗保育協会全国研修会が開催されました。 「仏の子を育てよう」と題し、講義①水野政雄先生の「おもしろ紙アート教室」では、童心に戻り楽しみながら多くのおもちゃを作り遊ぶことができました。講義②総本山知恩院布教師光誉祐華氏の「歌と法話の仏教伝道ライブ」では、伝道の方法で仏教ライブという子どもや若い人にも伝わりやすい歌という手段、またわかりやすいお話をお聞きしました。幼い時から手を合わせる大切さ、見えないものへの感謝など今後の保育の基となることを再認識できました。講義③ピアニカの魔術師ミッチュリー氏には、ピアニカを歌うように吹くことで表現力をつけ、演奏が大いに楽しくなる5つの技法を学びました。体験④400年の歴史があり、今年ユネスコ無形文化遺産に登録された「郡上踊りの夕べ」を開催し参加者全員で踊りました。講義⑤2日目の27日は会場を長良川うかいミュージアムに移し、山下哲司鵜匠による鵜と生活を共にする信頼関係の上に成り立つ漁法、代々世襲で親から子へと受け継がれる鵜飼の世界を聞くことができました。 「仏の子を育てよう」という2日間の研修が開催できましたこと、本当にありがとうございました。東本願寺御影堂での開講式受講証授与式光誉祐華氏による仏教伝道ライブ開会式令和5年11月1日発行69名の参加を得て、8月1日より3泊第712号(2)
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