2023.09
4/8

第1日目公社・日本仏教保育協会理事長学校法人寿福寺学園理事長髙山久照先生開講式仏教保育の話公益社団法人日本仏教保育協会(髙山久照理事長)は7月24日・25日の両日、大本山増上寺光摂殿講堂において、東京仏教保育協会(加藤昌康委員長)のご協力を得て、標記の講習会を開催しました。4年ぶりに従来通りの開催となった本会は、災害級といわれるほどの酷暑が続く中でしたが、全国から集まった保育者が真剣に講師の話を聴き、楽しみながら実技を受講する姿が見られました。今号では、開講式と第1日目の講義について報告します。最初に、「朝のコーラス」が吉水知草先生(公財・全国青少年教化協議会研究員)のご指導で始まりました。ピアノ伴奏は森田真帆先生です。まず保育の現場で日々歌われている代表的な手遊び歌「大きなたいこ」で発声練習をし、吉水先生は、「肺に空気をためて、その吐く息にのせて声を      出します。声は喉から出しますが、なるべく身体の助けをもらったほうが、喉が疲れにくく、声も伸びやすくなります」とアドバイス。そして、開講式・閉講式で歌う「四弘誓願」「追悼の歌」「法の深山」「仏教保育の歌」を指導されました。「三帰依文」の斉誦に次いで物故者への黙祷を捧げた後、髙山久照理事長が挨拶しました。 「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。日本仏教保育協会は創立から90年以上に及ぶ団体であり、この研修会は日本で最も古い研修会の一つになります。学びのための重要な機会として、多くの先輩が参加してきた大変歴史のある研修会です。今回の研修会を仏教の言葉にふれる機会としていただき、今後、その教えをご自分の保育に生かす道について考えていってもらえたらと思います。暑い中ですが、この2日間が皆さんにとって濃密な時間となることを期待しています」。続いて、加藤昌康委員長が「子どもの心の教育、豊かな心を育てるというのは大変なことだと思いますが、2日間の講習で得た様々な分野の学びを持ち帰って、また皆さんでも話をしたり、考えたりしていただければと思います」と祝辞を述べられました。仏教保育園の園長・理事長として長く保育に携わってきた髙山理事長は、「仏教とは何かということはたくさんの言葉で語られていますが、これまで仏教保育への関心や仏事の経験が少なかった人などにとっては、なかなか理解が難しいかもしれません。です第89回夏期仏教保育講習会  子どもの心を豊かに育む仏教保育者に主催:公益社団法人日本仏教保育協会 令和5年7月24日・25日/大本山増上寺光摂殿講堂実施:東京仏教保育協会加藤昌康東仏保委員長髙山久照理事長朝のコーラスを指導される吉水知草先生とピアノ伴奏の森田真帆先生令和5年9月1日発行第710号(4)

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る