202307
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社会福祉法人浄円福祉会認定こども園名田保育園「瑞宝双光章」受章おめでとうございます! 桑原浄昭先生桑原先生は、昭和27年創設の名田保育園(令和2年に認定こども園に移行)において、昭和61年から第2代園長を務めておられます。呉市保育連盟会長はじめ浄土宗本願寺派保育連盟教育原理委員長などを歴任され、日仏保においても平成5年に評議員(広島県支部)に就任し、故上村映雄理事長の下、インド菩提樹学園訪問など日仏保の発展に貢献されました。このような多忙な中、数多くの講演・研究活動に携わられ、平成20年の「保育所保育指針」改定の際は本願寺派『保育課程モデル版』を作成するなど、その功績は高く評価されます。5月12日にロイヤルパークホテル(日本橋)で厚生労働省の伝達式、続いて皇居豊明殿で陛下拝謁の栄に浴されました。桑原先生はじめ受章された皆様に、心よりお祝い申し上げます。なお、平成24年には夫人で永年同保育園の主任保育士を務められた桑原初音さんも瑞宝単光章を現役受章されています。保育分野で夫婦揃っての叙勲は珍しいとのこと、今後も仏教保育のさらなる推進のため尽力いただくことを期待いたします。公益社団法人日本仏教保育協会 桑原浄昭先生(広島県呉市)は、永年にわたる保育の実践研究と地域における保育活動に対するご功績により、令和5年春の叙勲において「瑞宝双光章」を受章されました。理事長 髙山久照社員一同 『グッド・アンセスター れるか』(ローマン・クルツナリック著・あすなろ書房)という本を読んでいます。この本は私たちの見えない未来への責任と希望を語る、大変示唆に富んだ内容です。「私達の未来プランや思考を変えないと未来を植民地化することになる」というテーマのもと、それを克服する時「よき祖先となる」という日本人の宗教感情に親和性のある表現に惹かれました。未来の人から見て、私達がよき祖先となっているための思考や行動……。未来を語る本はたくさんあるけれど、そこに「祖先」というキーワードを持ち出して、イギリス人のとても面白い感覚だと思います。この本を翻訳したのは浄土真宗本願寺派の若手僧侶、松本紹圭という方です。松本氏は「未来の住職塾」を主宰し、「二階建てのお寺」を提唱します。一階部分は「先祖教・死者中心」、二階部分は「仏道・生者中心」という、これからのお寺のあり方を提案しています。仏教保育はまさしくこの二階部分と切り結びながら、人が人となるために育ち、生まれていく課程を担っています。そしてお釈迦様の教えが背景となった幼児教育や保育の根幹には、「唯我独尊」「無上尊」という「私が私になっていく尊い道」であります。その「私」は、同時に未来から見て「良き祖先」であることを願わずにいられません。6/8 「仏カリ」「仏教保育」編集会議    事務局会議(WEB会議)6/12 第12回定時社員総会・第1回仏教保育研修会わたしたちは「よき祖先」にな(五島)夫人の桑原初音さんと事務局日誌令和5年7月1日発行    園  長  第708号(8)

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