202304
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せ、窒息で亡くなっています。私が知る中で最もひどいのは、うつぶせに寝かせて冬用の厚い毛布を四つ折りにしてかけ、枕を2個乗せたことで、1歳の子が亡くなりました。「不適切」という言葉では済まされないと思います。最近では、マスク着用の影響で窒息のリスクが高くなっているのが心配です。ヒヤリハット報告もたくさんあります。マスクの中が見えないことによるヒヤリハットもありますが、今の3~4歳までの子は、向き合って「もぐもぐ、ごっくん」と口の動きを見る機会をあまり持てずに育ってきています。これから数年は特に窒息事故には十分に気をつけてほしいです。事故は1人のミスで起こるのではありません。組織が引き起こすのです。ですから、それを防ぐのも組織。みんなで助け合えるような組織づくりを、ぜひともしてほしいと思います。最後に、子ども主体の保育に必要なのは、「子どもの権利から保育を考える」こと。昨年7月には、初めて就学前の子どもに対するいじめが認定されました。いろいろな子がいることを認めて、柔軟に受け止めていかなければ、広い意味で子どもたちの心の安全は守られないのではないでしょうか。子どもの「やりたくない」は、時々はSOS。「なぜやりたくないと言っているのか」というところも考えてほしい。無理やり型にはめる「強制」ではなくて、ともいきの「共生」。共感を大切に。ご静聴ありがとうございました。 「関西地区連絡協議会」は、東京で1月に開催される「理事会」において決議された事項について、関西地区のご本山、保育連盟、その他関係役員に報告する会です。毎年2月上旬に京都で開催されており、今年はコロナによる2年間の中止を経て、3年ぶりの開催となりました。京都仏教幼稚園協会会長 上原雅明(小野幼稚園・京都)髙山久照理事長を導師に全員で「三帰依文」を唱和して開会。続いて各担当常任理事から令和4年度補正予算、令和5年度事業計画、令和5年度収支予算等について報告があり、参加者は活動に対しての理解と協力を確認しました。懇親会では和やかに意見交換が行われ、有意義な会となりました。「関西地区連絡協議会」報告令和5年2月9日/ホテルグランヴィア京都井藤圭湍様による乾杯のご発声の後、楽しい語らいの時間が流れました天台宗務庁参務社会部長天台保育連盟理事長日仏保理事・兵庫支部長赤松 善暢様上原雅明先生(懇親会進行)天台宗務庁社会課長(3)第705号柴田 真成様井藤 圭湍様         令和5年4月1日発行京仏幼白簱 文雄上原 雅明山羽 学天橋川 昌治末廣 敬邦浅井 健史戸津川 聖信三好 東洋眞東 和博川島 永嗣髙田 道雄出席者名簿(敬称略)京仏保本部髙山 久照髙輪 真澄荻野 順雄丹羽 義昭桑田 則行藤原 由里愛知

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