大本山川崎大師平間寺(神奈川県川崎市)にて、「第69回全日本仏教婦人連盟大会」が開催されました。公益社団法人全日本仏教婦人連盟(全日仏婦)が同大会を開くのは3年ぶり。会員・来賓合わせて約60名の参加があり、公益社団法人日本仏教保育協会からは、髙山久照理事長が出席しました。第一部は、大本堂にて、寺田信哉僧正(大本山川崎大師平間寺教務課長)の法話に始まり、藤田隆乗大憎正(大本山川崎大師平間寺貫首)導師のもと世界平和祈念法要が行われました。信徒会館に会場を移した第二部は、法楽、読経に続いて、東伏見具子全日仏婦会長による挨拶、来賓による挨拶、目録贈呈、懇親会など。東伏見具子会長の挨拶で は、美智子上皇后のエピソードやお言葉を紹介されたうえで、混迷の時代に「私たち(仏婦)がみんなのため、世の中のために、そして美しい地球を未来に残すために何ができるのか、いま一度考えて実践・実行していくことが大事」と語られました。隆協会代表理事が来賓代表の一人として挨拶。インド・ブッダガヤにおける活動を報告し、「(コロナ禍や戦争の災禍が続く)こういう時代こそ仏教の教えを受け止め、手を取り合って生きていきたい」と話されました。る「光明施療院」の活動資金として、全日仏婦から、菩提樹学園の園児と母親の母子衛生教育を支援するため350万円の目録が中村代表理事に授受されました。光明施療院は現在、菩提樹学園園舎内に保健室を開設し、園児の応急処置や健康診断などを行っています。は、髙山久照日仏保理事長。「ウクライナの状況に心が痛む。大人として恥ずかしくない地球を子どもたちに手渡したい」と、世界平和への祈りを言葉にしました。理事長が謝辞を述べられ、全員で「仏婦の歌」を斉唱。和やかな雰囲気の中、閉会されました。また、中村康雅国際仏教興このあと、同協会が運営す懇親会における乾杯の発声最後に花岡眞理子全日仏婦ヨコハマ(神奈川県横浜市)にて、「全日本仏教青年会全国大会」が開催されました。全日本仏教青年会(西郊良貴理事長)が全国大会を開催するのは4年ぶり。公益社団法人日本仏教保育協会からは、髙山久照理事長が出席しました。また同日、世界仏教徒青年連盟(WFBY)日本センターである同会の主催により「WFBY創立50周年記念式典」が開催され、記念法要として「世界平和祈願法要」が執り行われました。開催された世界仏教徒連盟(WFB)第10回総会にて設立された世界最大の仏教青年国際ネットワーク。全日本仏教青年会は、その唯一の日本センターとして加盟しています。れた基調講演には、菅義偉元総理(第99代内閣総理大臣)が講師として招かれました。様性における青年僧の役割」を今期のテーマに活動。令和四年度全国大会の趣旨としても、「全日本仏教青年会は、あらゆる人は等しく救済されるべきであるという釈迦の教えをもとに様々な課題に取り組み、多様性ある社会を推進する原動力となることを広く発信すること」を開催の目的に掲げ、「SDGsなどの世界的な潮流にも目を向けながら、超宗派の団体だからこその行動力をもって、青年僧がこうした問題に取り組む姿勢を発信していく必要がある」としています。WFBYは、1972年に記念式典に引き続いて行わ全日本仏教青年会は、「多「第69回全日本仏教婦人連盟大会」開催公益社団法人全日本仏教婦人連盟「全日本仏教青年会全国大会」「世界仏教徒青年連盟創立年記念式典」令和4年10月27日/真言宗智山派大本山川崎大師平間寺大本堂・信徒会館開催報告令和4年11月10日/ロイヤルホールヨコハマ川崎大師平間寺にて3年ぶりに開催東伏見具子会長WFBYの村山博雅会長による挨拶(5)第702号10月27日、真言宗智山派11月10日、ロイヤルホール令和5年1月1日発行50周
元のページ ../index.html#5