□第694号□養成機関連絡協議会令和4年2月22日/仏教伝道センター公益社団法人日本仏教保育協会︵髙山久照理事長︶は︑2月22日︑仏教伝道センターにて養成機関連絡協議会を開催し︑新型コロナウイルス感染拡大による影響や現状︑仏教保育に関わる取り組み等についてお話やご提言を頂きました︒今回は︑養成校から5校7名︑日仏保から6名︑オブザーバーとして佐藤逹全先生が参加しました︒︵参加された先生方のお名前は別掲︶はじめに司会・進行を務める髙木常任理事より開会の要旨説明があり、髙山理事長から次のような言葉がありました。「ここ数週間、新型コロナウイルス陽性者が非常に多く出ていまして、今回の協議会は対面でお会いできればと進めて参りましたが、残念ながらリモートが主となりました。現在、日仏保の様々な事業もリモートで行っておりますが、本年7月に開催する仏教保育全国大会については通常開催を想定して準備を進めているところです。また、日仏保ではSDGs・ESDをテーマに、ここ2年ほどキャンペーンを実施してきました。今後、養成校の皆様方にも関連のお話など伺わせて頂ければ幸いです。本会は、事前にお答えいただいたアンケートなどを参考に進めたいと思います。引き続き仏教保育の更なる振興にご協力を賜りますようお願い致します」。このあと、司会の進行により、年度終了前に振り返ってみて、この1年間(あるい 「仏教保育の充実を目指して」は2年間)の学生の様子や授業・実習・就職・入学志望者等々について、それぞれの状況をお聞きしました。また、仏教保育論を授業に取り入れている先生を中心に授業形態や学生の反応などをお話し頂きました。オブザーバーの佐藤逹全先生からは、仏教保育また保育者養成について様々な提言を頂きました。その一つとして、次のようなお話がありました。「コロナ禍の中で、今、国の通達で保育実習は学内で不足時間を補ってもよいことになるなど、どうにかして単位はとれ卒業し就職できているけれど、果たして学生たちがこのまま保育者として現場に出て行って大丈夫なのかというところが懸念されています。対面と遠隔が交互にあるような状況で、生活のリズムがつくれない、人との関わり方が十分身につかない、友人をつくる機会がない、といった事態が生じているからです。また、今年度、ある保育科の高校生の半分が保育以外の道に進んだ例もあり、今後、学生のレベルなどもより大きな問題となってくるでしょう」。(佐藤先生)最後に司会より閉会の辞が述べられ終了となりました。懇親会は開催されませんでした。 ■養成機関連絡協議会出席者(順不同・敬称略)藤井邦典聖徳大学/聖徳大学短期大学部 キャリア支援課主査岡本啓宏駒沢女子短期大学 准教授太田誠一こども教育宝仙大学 学長吾妻 昇こども教育宝仙大学 事務部課長 ※会場参加橋本弘道鶴見大学短期大学部 保育科教授太田守幸鶴見大学短期大学部 キャリア支援課書記松山智道高田短期大学 特任講師■日本仏教保育協会出席者(敬称略)髙山久照理事長髙木正尊研究常任理事丹羽義昭総務常任理事荻野順雄事業常任理事大島康裕制度対策常任理事桑田則行事務局長佐藤逹全育英短期大学教授(1)第694号令和4年5月1日発行仏教保育2022.May5
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