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昨年11月、大阪府出身の17歳・川崎レナさんが「第18回国際子ども平和賞」を受賞したといううれしいニュースがありました。国際子ども平和賞は、毎年、子どもの権利の擁護や状況改善に大きく貢献した人の功績を称えて贈られる賞です。2005年のノーベル平和賞受賞者世界サミットにおいて創設されました。これまでの受賞者には、パキスタンのマララ・ユスフザイさん(2013年受賞)、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん(2019年受賞)などがいます。マララさんは「全ての少女が教育を受ける権利を有する」と勇気をもって主張し続け、2014年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞しました。また、グレタさんの気候変動対策への訴えは、世界700万人以上の子どもたちが参加するストライキに発展。どちらも社会を大きく動かした若者として、よく知られています。今回は、世界46か国175名以上の候補者の中から選出。子どもの権利擁護を図る国際的な非営利組織・キッズライツ財団(本部・オランダ)主催の授賞式が11月14日に行われ、賞が授与されました。インターナショナルスクールに通う川崎レナさんは、8歳の時から様々なボランティア活動を行い、14歳で日本の小・中・高校生を中心とするアース・ガーディアンズ・ジャパン(国際NGOの日本支部)を創設。学校と地域の政治家をつないで若者の意見が政治に反映されるようにしたり、大阪の河川清掃などの環境保護に取り組んだりと、若者の主体的な活動によって社会を変えていけるようなプロジェクトを積極的に行っています。レナさんは授賞式で「かっこいい日本になってほしい」と話したそうです。若者たちの今後の活躍に期待が高まります。(桑田)一年で最も寒い2月を迎えました。昨年末には東北、北陸地方の日本海側が大雪に見舞われ、高速道路の通行止めや車の立ち往生が報道されていました。雪のあまり降らない地域で生活していると、雪かきなどの厄介さを思い浮かべてしまい、人々が生活するには雪は邪魔なものと思いがちです。しかし最近、雪国で暮らす方から雪が米を美味しくするという話を聞きました。積雪の多い地域では12月頃から雪が降り始め、標高の高い山から平地へと順々に積もって根雪となります。辺り一面が覆われると、雪はダムのような役割を果たします。水分が一気に流れ出さずその場に留まることで土壌に潤いを与え、春の雪解け水にはじっくりと溶け出したミネラルなどの山の栄養分が豊富に含まれます。ブランド米の産地に雪の降る地域が多いこともこれで頷けます。各園においても、寒い冬は子どもが風邪を引きやすかったり、天気が悪く外遊びがなかなかできなかったりと苦労も多いことと思います。しかしそんな中だからこそ、普段とは一味違う取り組みができるのかもしれません。縄跳びで身体を温めたり、時間をかけて一つの大きな工作に取り組んだり、簡単なことからでも継続することの楽しさを伝えられます。春の訪れを待つ間、子どもの成長の糧となるような遊びにじっくりと向き合い、冬場の困難を笑顔に変えられるような保育の場を目指していきたいものです。事務局会議(WEB会議)                 1/25 第28回理事会・第21回運営審議委員会令和4年度第2回仏教保育研修会・新年懇親会祝・国際子ども平和賞受賞令和5年2月1日発行事務局日誌1/11 「仏カリ」「仏教保育」編集会議第703号(8)

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