■第701号■本年7月29日(金)~30日(土)の二日間に亘り北海道札幌市において「第36回全国仏教保育北海道大会」が開催されました。コロナ感染症渦中での開催でしたが、実施中及び終了後も異変のご報告もなく、無事に終えたことに安堵したところです。これも参加皆様の御理解御協力の賜ものと感謝申し上げます。大会を終えて振り返りますと、二日間の大会ですが、全国大会をお引き受けした二年前より三役会議、部会担当者会議、実行委員会議を重ね基本方針、企画等を検討してまいりました。本当に長い道程であったと感じているところです。最初に取り組んだのは、大会実施の構想を6項目定め進めていくことでした。多少なりとも、今後の大会の参考になると思い以下に記させていただきます。⑴大会基調・大会テーマ・大会宣言については北海道大会を考慮し、当地の歴史、自然・文化を背景に仏教の生命観を確認していただきたい想いで策定いたしました。⑵日程・会場は保育園等にも配慮し、分科会は土曜日開催としました。会場についてはコロナ禍に対応するため、各会場とも定員の50%で収容できるよう確保致しました。⑶大会プログラムは大会基調を基本とし、殊に分科会は大会テーマ、サブテーマを多様な切り口で迫っていただくことを柱に決定いたしました。⑷実行委員会の組織づくりは纏まりを念頭にシンプルに総務部(総務・広報渉外・紀要)運営部(全体会・分科会・懇親会)ました。⑸準備工程表は、日仏保の大会マニュアルとの整合性をはかりながら各種会議、各部会作業等を網羅し作成いたしました。⑹予算については、コロナ禍開催で参加登録の減少、余裕のある会場確保や北海道開催での旅費等の支出増など厳しい面も予の2部6部会として設置いたし測し原案を作りました。お陰さまで、概ね大きな齟齬や混乱もなく無事に大会当日を迎えました。只、他の都府県では考えられないことですが、広大な地域のため移動も含めて困難が付き纏い、各種会議の日程調整には苦労いたしました。現在は紀要作成のため、鋭意編集を進めている最中です。尚、この度はペーパーレスの時代に配慮し、全体会・分科会は紙面掲載ではなくCD︱Rで添付致します。、ご了承願います。ご参加いただいた皆様、講師陣の皆様、木村善幸氏、ふくい舞氏、札幌ジャズスクールの皆さん、この大会を裏で支えていただいた関係団体、事業所の皆様、そして、道内の諸先生、この大会に関わった多くの皆様に改めて深い感謝を申し上げます。最後となりますが、第一分科会の講師をお勤めいただいた戸松先生(全日本仏教会前理事長)が帰り際「いろいろな大会に出席しましたが、本当にいい大会でした。」と仰ってくださいました。世辞とは存じますが、何よりの労いのお言葉でした。ありがとうございました。(1)第701号令和4年12月1日発行仏教保育2022.December12
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