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︱子どもたちに豊かな地球をつなぐキャンペーン︱  ︻2021年度     指導者研修会︼令和4年1月1₇日/東京グランドホテル主催:︵公財︶全国青少年教化協議会共催:︵公社︶日本仏教保育協会・︵公社︶全日本仏教婦人連盟海外にもパネルシアターを 淑徳大学教育学部こども教育学科教授パネルシアター作家  藤田佳子先生﹁いのちの共生を考えるパネルシアターによる環境教育﹂いのちの共生を考えるパネルシアターによる環境教育1月17日、東京グランドホテルにて、公益財団法人全国青少年教化協議会主催、公益社団法人全日本仏教婦人連盟および公益社団法人日本仏教保育協会共催による「2021年度者研修会」が開催されました。同3団体は、世界中で取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)やESD(持続可能な開発のための教育)などと理念を同じくしている「子どもたちに豊かな地球をつなぐキャンペーン」を展開しています。本企画は、その一環として開催指導されたものです。本会は開会挨拶により開始され、淑徳大学教育学部こども教育学科教授でありパネルシアター作家の藤田佳子先生を迎えて、「いのちの共生を考える パネルシアターによる環境教育」をテーマに、60分の講義およびパネルシアターの実演が行われました。実演後は、参加者がパネルシアターの作成に取り組むワークショップが行われ、作成したパネルシアターを各班で演じ合いました。なお、会場定員は30名までとされ、会場での開催のほかにインターネット上でも配信が行われました。藤田佳子先生は、自己紹介に続いて環境教育についてお話をされ、その後「地球を笑顔に!SDGs」と題した新作のパネルシアターを実演。さらに、そのパネルシアターを参加者とともに作成するワークショップを行いました。藤田先生は、現在はパネルシアター作家であり、その普及に取り組まれていますが、学生時代はカウンセラーを目指していたそうです。当時は活発にボランティアをしており、特に自閉症の親の会のボランティアに力を入れて、毎週土曜に発達障害のある子どもたちの保育に関わっていました。ある時、臨床心理のカウンセラーのことだと思い、育成カウンセラーと題した研修会に参加したところ、実はレクリエーションリーダーの研修だったということがありました。しかし、そこでパネルシアターに出会ったことが、その後の藤田先生の人生を大きく変えることとなったのです。その研修の講師をしていたのはパネルシアターの創始者である古宇田亮順先生でした。それから一緒にいろいろな活動をするようになり、たくさんの学びを得たということです。結局、カウンセラーの道は選ばず、児童館職員を経て結婚後、アメリカで5年間を過ごされました。そして、現地でパネルシアターをするためのグループを立ち上げ、保育園や図書館などを毎月巡回してパネルシアターをしていたそうです。その活動が文化の架け橋となり、「みんなが笑顔になる」という素晴ら   令和4年4月1日発行第693号(2)

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