菩提樹学園は、新型コロナウイルス感染拡大による政府指示を受け、2020年3月16日より休園となりました。その後の度重なるロックダウン延長により、閉鎖を余儀なくされ、一度の授業も行えないまま2020年度が終了となりました。このような状況下ではありましたが、2021年1月以降、徐々に小学校のクラスが再開され、3月には1年生以上のすべての学年が再開されました。これにより、菩提樹学園では、小学校への入学先が決められないままでいた2020年3月卒園予定の園児34名に、2021年3月9日に1年越しに卒園証書を授与し、小学校へ送り出すことができました。しかしながら、3月下旬になってからの爆発的な感染拡大の影響を受け、再びすべての教育施設が閉鎖され、この年度の卒園児たちの4月からの入学はまたしても叶いませんでした。3月から猛威を振るった感染拡大第2波でしたが、その後の感染者数減少により徐々に制限が解除となり、8月25日に通告された「第6次ロックダウン解除(U月26日からすべての学校施設がガイドラインを遵守した上での再開が可能となりました。これを受け、まず、園児たちの所在や健康状態および再通園の意思を確認しました。さらには、長引く閉鎖による学習課程の遅延への対処や、ガイドラインを遵守すべく消毒やクラスを半分割することでの教室でのフィジカルディスタンスの確保などのクラス運営方法を職員会議で話し合い、現地の先生およびスタッフ一同で再開に向けて準備を進めていきました。そうした、あまりにも長い閉鎖に対し、保護者からの園の再開を求める声が日増しに高まっていました。9月に入ると政府による制限解除の動きが報道されはじめ9月4日、再開に先立って保護nlock6)」により、8登園した園児たち授業の様子令和4年1月1日発行第690号(2)公益財団法人 国際仏教興隆協会菩提樹学園再開について
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