■第689号■就任からわずか11日間の岸田文雄内閣総理大臣のもと、10月14日に衆議院が解散され、同19日に衆議院議員総選挙が公示されました。解散総選挙を前に、日仏保では法要を執り行い、推薦する候補者の当選を祈願しました。投開票日は10月31日。当選された推薦候補者のご芳名は次号で紹介します。公益社団法人日本仏教保育協会（髙山久照理事長）は、10月おいて、本協会が推薦する候補者全員の当選を願って、第49回衆議院議員選挙における当選祈願法要を執り行いました。お導師は、樋口威道師（延命寺住職・今泉保育園）が務められました。増上寺は、徳川家歴代ならびに一門の位牌が祀られている徳川家の菩提寺です。法要が行われた安国殿は江戸初期の建立で、その名称は徳川家康公の法名「安国院殿徳蓮社祟譽道和大居士」に由来しています。かつて家康公は、安国殿に安置されている秘仏「黒本尊阿弥陀如来」を念持仏としており、陣中にも奉持したとされています。家康公は常勝将軍として知られ、逆風に強い運勢をもった人物でした。黒本尊は「勝運の仏さま」として、現在に至るまで多くの人々の信仰を集めています。黒本尊の「物事が勝れた方へ運ぶ」という勝運のご利益にあやかり、強い武運をもつ家康公が祀られている安国殿において、候補者の方々の必勝を一同、祈願致しました。本来であれば、法要の後、髙山理事長から候補者の方々に推薦状および大宝札が手渡されるところですが、今回は候補者の招待は行わず、本協会役員が参列して候補者の方々がそろって永田町に凱旋されることを祈願させて頂きました。推薦状および大宝札は、候補者それぞれの選挙事務所宛てに送付致しました。令和３年10月18日／大本山増上寺・安国殿推薦候補者の必勝を祈り 「第49回衆議院議員選挙当選祈願法要」を執行樋口威道師（1）第689号18日、大本山増上寺・安国殿に令和3年12月1日発行仏教保育2021.December12
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