2021-2022
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令和3年6月16日/大本山増上寺・明照会館公益社団法人日本仏教保育協会(髙山久照理事長)は、6月16日、大本山増上寺・明照会館において、第10回定時社員総会を開催。すべての上程議案について、異議なく採択されました。なお、恒例の仏教保育研修会および懇親会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止されています。髙山理事長髙輪副理事長丹羽常任理事荻野常任理事髙木常任理事麻布常任理事            ともに乗り越えよう子どもたちの健全な心身を育むために第10回定時社員総会開会が告げられ、髙山久照理事長の主唱で三帰依文を斉唱。続いて同理事長より次のような挨拶がありました。「昨年来のコロナ禍において『子どもたちの心と身体はどのような状態にあるのだろう』と気がかりな思いが片時も離れない、そういう毎日を私も過ごしています。子どもたちへの悪い面での影響を最小限に留めるということが、保育者にできることとして重要ではないかと思います。日仏保の事業においては、令和2年度は従来のかたちでの遂行が不可能であり、本日のご報告内容にも事業の縮小や、かたちを変えて実施したといったことが出てきます。本部としても、不安定な状況の中でもできるだけのことをやっていこうという気持ちで取り組んできましたが、不十分な面があったかもしれないと省みているところです。本日も、総会後の研修会・懇親会の実施は叶いませんでしたが、 本来であれば、やはり顔と顔を合わせてお話する大切な機会をもてないというのは大変残念なことです。来年度は、ワクチン接種などの状況を吟味し、できる限り元のかたちに戻していけたらと願っております。全国大会の準備も進んでおり、北海道の先生方からは、従来通りの大会開催を目指したいという強い思いが感じられ、頼もしいかぎりです。改めて、仏教保育のあり方を深め、また、会員の皆様のためになるような事業を、日仏保として推進していきたいと考えております」続いて、本日は会場出席者、委任状による出席、議決権行使書による出席の合計が、定款第27条に定める定足数を満たしており、本会が成立する旨の報告がありました。また、定款第26条により、髙山理事長が議長に就任し、議事に入りました。上程議案は次のとおりです。◆第1号議案令和2年度事業報告◆第2号議案令和2年度収支決算・監査報告◆第3号議案令和3年度事業計画◆第4号議案令和3年度収支予算◆第5号議案役員改選◆第6号議案その他・報告事項まず、第1号議案および第2号議案について、所管する担当常任理事から上程、また監査報告書の読み上げがあり、両議案は満場一致で承認・可決されました。続いて、第3号議案・第4号議案について、担当常任理事から、それぞれ報告がありました。次に、第5号議案「役員改選」について、議長より役員の改選年にあたる旨が述べられ、配布資料「令和3・4年度役員候補者一覧」に基づいて説明し賛否を諮ったところ、全会一致で採択されました。第6号議案「その他」では、髙輪真澄副理事長より、「仏教保育功労賞」について、例年は社員総会のあとの懇親会の席上で授与されているが、本日は懇親会の開催もなく、次の機会に持ち越すこととした旨の説明がありました。最後に、髙山理事長より、全国大会について、前回の全国大会は、平成30年7月に第35回の愛知大会を実施。次回は、当初の計画通り、令和元年の「創立90周年記念式典」を挟んだ4年後の令和4年7月に、札幌にて北海道大会を開催する準備が進んでいることが報告されました。また、インド菩提樹学園については、長きにわたる断続的なロックダウン措置により、在園児および卒園児には進級・進学問題が生じており、今後も学齢についての混乱が予想されるという現状が報告されました。同理事長が「学園の子どもたちに不利益が生じないように努めたい」との思いを述べ、すべての審議・報告を終えて閉会となりました。令和3年8月1日発行第685号(4)

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