2020-2021
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編集後記日本にも「インクルーシブ公園」を9月末、「としまキッズパーク」(豊島区東池袋4丁目)が開園しました。ミニSLが走る子ども向けの遊び場で、豊島区における「インクルーシブ公園」の第一歩となるものだそうです。インクルーシブ教育という言葉は、日本でもかなり浸透してきましたね。障がいの有無に関わらず全ての子どもを受け入れるという考え方です。インクルーシブ教育においては、あらゆる立場の子どもが同じ学校に通い、必要な教育支援を受けることができます。同じ考え方に基づくインクルーシブ公園は、障がいのある子もない子も一緒に遊べる工夫が施されている公園です。例えば、としまキッズパークは、車いすの子が座って遊べる砂場、横転の心配のない安全なブランコなど、障がいのある子がもつ〝スペシャルニーズ〟にあらかじめ備えた遊び場となっています。バリアフリーや、敷地から外に飛び出さないための配慮もされているので、保護者も安心して過ごせそうです。また、豊島区は高密都市で、園庭のない認可保育所・幼稚園が8割以上。今は新型コロナウイルスの影響から遠足などの園外活動も十分に行えていません。そうしたニーズから、園児の遊び場としても活用されています。この広場は午前10時から午後4時まで無料で利用できますが、感染対策のため当面はインターネットでの予約制となるそうです。インクルーシブ公園という考え方は、日本ではまだ馴染みが少ないといえるでしょう。東京都では、障がいのある子を育てている都議会議員によってその重要性が提議され、これから整備が進められていくことになりそうです。昨年度には砧公園(世田谷区)が開園。現在、府中の森公園(府中市)でも遊具の整備が進められています。新型コロナウイルスに関する社会の対応は、現時点のWITHコロナからAFTERコロナに話題が移りつつあります。とは言え、私の幼稚園地域では、10月中、身近な小学校、私立幼稚園、保育園から陽性感染の連絡が入ってきています。まだまだ予断が許せない状況です。そんな中、新型コロナ感染蔓延により、幼稚園、保育園、こども園の現場では、新たに自園の保育や行事、運営方法を見直していく機会になったというお話もよく聞きます。AFTERコロナは、もう以前の保育形態や恒例には戻らない自然な変革もたくさん起こるように思います。特にオンラインリモートの普及は、大きく教育の世界をも変えるきっかけとなるのではないでしょうか。文部科学省・ギガスクール構想によるタブレット配布や、家庭との通信環境も含めた教育環境が実現されようとしています。学校の保護者への連絡がアプリ通信による押印省略を目指し、保護者、教員双方の煩雑さを軽減することを主眼に、国をあげてデジタルに舵を切っていくのでしょう。すでに幼稚園、保育園、こども園では保育記録、園児管理、勤怠、会計、経理、バス運行などを、GPSや各種デジタルのシステムに切り替え利用をしている園も増えてきています。変化が様々に起こってきますが、仏様がわたしたちを慈しみ、悲しむその心は普遍で変わらない心です。 事務局会議(五島)事務局日誌11/12 「仏カリ」「仏教保育」編集会議令和2年12月1日発行第677号(6)仏教保育綱領〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-4TEL 03(3431)7475・FAX 03(3431)1519発行人 髙山久照 編集人 五島 満毎月1回1日発行 (1部300円税込)慈心不殺 生命尊重の保育を行なおう仏道成就 正しきを見て絶えず進む保育を行なおう正業精進 よき社会人をつくる保育を行なおうhttp://www.buppo.com/公益社団法人 日本仏教保育協会

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