202012
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表彰式が開催され、当協会加盟の学校法人座間学園平野仁司理事長が本賞を受賞されました。式には当協会から髙山理事長が出席致しました。仏教精神に基づく活動奨励平野仁司氏が本賞受賞 令和2年10月6日/東京グランドホテル (公財)全国青少年教化協議会主催 第44回正力松太郎賞選考報告会・表彰式・祝賀会正力松太郎賞は、公益財団法人全国青少年教化協議会が1976年より実施している表彰事業です。仏教精神に基づいて、長年、日曜学校や子ども会などの青少幼年を対象とした教化活動を献身的に行っている、あるいは、仏教精神に基づいて文学・音楽・美術・演劇・スポーツ・福祉などの文化・社会活動を通じた教化活動において顕著な業績をあげている個人・団体を毎年表彰しています。第44回正力松太郎賞では、本賞として平野仁司氏ならびに一般社団法人仏教情報センター(長谷川岱潤理事長)の1氏1団体が選出されました。同氏は、20歳の頃に「日曜教園」(現在は「土曜教園」)を開設し、地域の子どもたちをお寺に集め、お勤めなどを通して仏教情操を育むなど、長年にわたり積極的な地域活動を行ってきました。1962年には、座間幼稚園を開園されています。この度、その長年にわたる地道な青少幼年教化活動や地域社会への貢献が評価され、3月に行われた選考委員会にて本賞に選出されました。活動の原点には、農業や養蚕が盛んな地域にある宗仲寺(神奈川県座間市)で、農繁期に託児所を開いていたご両親の影響があったといいます。大学では児童研究部に入り、在学中から仏教のお話や童話、人形芝居などで子どもたちを楽しませ、一時は中断していた日曜教園を再開して、寺に多くの人が集まるようになりました。その後も「開かれたお寺づくり」を目指し、仏教行事に合わせた季節ごとの集い、写経や詠唱、勤行の会、生涯学習グループなど様々な活動を主宰し、長年取り組んできたことで、世代を超えて親しまれる地域のつながりの場となっています。仏教情報センターは、精神のよりどころとしての仏教を現代社会に生かすことを目的として、首都圏在住の伝統仏教9宗派の有志僧侶によって設立された団体です。150名を超えるボランティアによって、人生や仏事について電話相談を受ける「仏教テレフォン相談」を中心に活動しています。また、奨励賞は、雲昌寺(秋田県男鹿市)の古仲宗雲住職が受賞しました。様々な理由からグリーフ(死別などの離別による悲嘆)を抱える遺族などをサポートする活動を行う「秋田グリーフケア研究会」を立ち上げています。また、同氏が一株から千五百株にまで育てあげた紫陽花によって境内が埋め尽くされた自院は「あじさい寺」として知られ、地域活性化の原動力となっています。 10月6日、東京グランドホテルにおいて「第44回正力松太郎賞」活動報告をされている平野氏古仲宗雲住職(オンラインにて参加)受賞者 (一社)仏教情報センター 長谷川岱潤理事長㊧ (学)座間学園 平野仁司理事長㊨(3)第677号令和2年12月1日発行

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